♪ 2003年 New Orleans 初体験記 ♪

2003年5月19日〜6月10日に初めて New Orleans で過ごした日の事を、
無論、ここにはとうてい書ききれない程ネタはあるんですが、
その時に撮ってきた写真を載せつつ、ライブハウスなど、ちょこっとだけ御紹介。

New Orleans の音楽を少しずつだけど、聴き、演奏するようになるうちに
『 New Orleans に行きたい!』と思い始めるのは自然な事でした。
ピアニスト古川奈都子さんが「一緒に行こう」
とおっしゃってくれて、実際に行けるまで
少し時間がかかった。て言うのも、2001年に
アメリカで同時多発テロがあった為・・・
奈都子さんがちゃんと行くタイミングを考えてくれました。
何はともあれ、念願の New Orleans 行きが決まり大興奮!そのため(?)か、早くも成田で
搭乗直前、ウチだけボディーチェックにひっかかる。
そんなに挙動不審やったんかな・・・(苦笑)
しかし飛行機ん中からNew Orleans が見えた時、泣きそなったな〜(笑)
(上の写真;New Orleans に着いてまず、みんなでお散歩に出掛けた時の写真。ミシシッピー川の前で。
 よく、ミシシッピー川の反対岸まで聞こえるよな音で吹け〜!って言ったりするけど・・・無理やと思う・・・)

そう、これぞ New Orleans !道ばたでミュージシャンが演奏しているのをよく見かける。独りでやってたり、数人でやってたり。
左の写真は、フレンチクオーターのジャクソンスクエアでいつも演奏をやってるとこ。ここに来ると必ずセッションを見ることができる。一日中やってるわけじゃないんだけど、いなくても、付近をウロついてたらセッションが始まると思う。
たぶん。変な時間じゃない限り・・・
けど、テリトリーとかあんのかなぁ?ジャクソンスクエアんとこは、いろんな人達が集まってる。写真一番右のボントロの人がいつもいてしきってる、会長(?)。
この写真には写ってないけど、Tuba Fats というチューバ吹きがよくここでも吹いていました。けど、もう彼に会う事はできません。2004年1月に亡くなってしまいました。
最初に New Orleans に行った時、ウチはまだ曲も知らないし、見てる事しかできんかった。
『今度来た時はウチもストリートの仲間にいれてもらうど!』思ってたのに。いろいろ教えてもらいたかったのにな。
また行く前に知ってる人がいなくなっちゃうんは悲しすぎます。けど、チューバファッツ、
天国でもセッションしてる事でしょう。あ!サッチモとも会えたかな?!

ジャジャ〜ン!ザリガニ大盛りいっちょお待ち〜!
って何やこれ〜!ザリガニがこんな状態で出てきてビビった。ちょと臭う。
これどやって食べれゆーの?どうしてくれよう、この子達。小学生ん時、兄ちゃんが水槽で飼ってたよ〜。ザリガニ君達こんなに盛られちゃって、マムケなんだかかわいんだか・・・
と最初はひいたがすぐになんなくクリアー。
先輩方(奈都子さん、海付さん)の御指導のもと、頭取って、殻むいて・・・
そうすっと、あんまし食べる身はなくなっちゃうけどちょっとピリッとしててこりゃ珍味。
臭みをとる為にいろんな香辛料と一緒にじっくり煮込んでて、結構手がこんでる料理ならしい。
日本じゃ、食べれんと思うなぁ。今じゃザリガニ君達が恋しいよ。けど、こんなに大量にどこで獲ってくんのやろ?
まぁ、New Orleans に行ったら、勇気もって注文してみて欲しい一品!

Rebirth Brass Band じゃ〜!
も〜とにかくめちゃめちゃ
かっこい!!
写真は、トレメという地区の一角
にある『Joe's cozy corner』の前でやったライブ。
屋外、テントの下(笑)
もちろん真ん前に行って聞いたったわい。踊ったったわい。
やっぱ、音圧を感じれるとこで聞くに限る!
それが、最高に気持ち〜!
もぉ何なんでしょかね、や〜たまらん。
カブキ(Derek "Kabuki" Shezibite /tp)かっこいー!何かどんどんはだけていっとったけど・・・暑いんはわかる。そんだけ吹きゃなおさら暑いわ。最初はちゃんと着てた気ぃするけど。けどかっこ良かった!筋肉美体もかっこえがった(笑)
テントの前はと言うと『近所の寄り合い』状態(笑)(写真右下)
何と Rebirth Brass Band はこの年(2003年)に20周年をむかえたんだって!記念すべき年に New Orleasn に行けたなぁ。

そもそもこの日『Joe's』に行ったのは、カメさん(kermit Ruffins/tp)のライブがあると聞いていたから。
Rebirth のライブが終わって、Joe'sの付近をウロウロして(この辺は結構、物騒なのでお店からあんま離れんように
と言われていた。)、カブキやカメさんと写真撮ったりして
たんだけど、そのうち、奈都子さんが
「この様子じゃ、カメはいつライブ始めるかわからん。
やらんかもしれん」とのこと(泣)
これもまたNew Orleans ならではなのである。
カメさんが楽器もって歩いていくとこを激写。
ケースをよ〜くよ〜く見てもらいたい。わかるかなぁ。
ケースの横に白いものが・・・
そう、ケースからラッパのマウスピースがはみ出てる!(爆笑)
発見した時コケましたね。こりゃ撮らな!思ってカメラかまえました。
靴も見て〜。水色です!Tシャツとコーディネートなかなかかわいらしい(笑)
しかし、どこで見っけてきたんだろ?

2003年6月3日、何と!New Orleans のラジオ番組『New Orleans Music and Louisiana Music Radio WWOZ』でウチらの演奏が
流れたんです!
左の写真の中央に写ってる、Bob Frenchさんがラジオ番組の枠を
持っていて、何を思ったかウチらの
演奏をラジオで流してくれるという事になった。
まだ、ウチらの演奏を聞いた事もないのに恐いもの知らずというか・・・(笑)
これも、奈都子さん、海付さんがここNew Orleansで築きあげてきたものがあったおかげで、
こうやっていろんな経験ができたと思う。もちろん、ウチらの演奏の後は2人のDuoでしめて
もらいました。演奏した曲は皆でいろいろ考えた末『Do you knou what it means to miss New Orleans』を演奏しました。ちょっと緊張したけど、素晴らしい経験ができた!こうやって、まだ全然未熟なウチらにでもチャンスを与えてくれる先輩方にホントに感謝です!!
この日以来語り継がれる(笑)事となった話がある。
ボブさんに『Short people』言われるわ、「お前、ラッパより"short"じゃないか」言われるわ・・・
しかも、「ラッパより"short"な子がラッパを吹いてます」てオンマイクで言うなぁー!
あげくに、ボブさん「あいつはいくつだ?」、
奈都子さん「27だ」、
ボブさん「そぉじゃなくて歳はいくつだ?」、
奈都子さん「だから、27歳だ!」、
ボブさん「Oh, Jesus・・・」て何でやねん!
くぬぅ〜でも楽しかった。
ボブさんと分かれる時「絶対にやめちゃダメだよ!
音楽を続けるんだよ。」って言ってくれた。
てか、やめられないんだよぉ〜(笑)
帰りに念願のサッチモ(の銅像)に会いに行った。
スタジオが公園の敷地内(?確か・・・)にあったし早い時間だったから行けた。
ここもまた物騒な所(明るくてもちょとヤバいらしい・・・確かに人影、観光客の姿は見当たらなかったなぁ。何回かここに来る作戦を考えていたが、止められていた)なので、
絶好のチャンスでした。
サッチモさん(の銅像)をベタベタ触って一緒に写真を撮って帰ってきました。

次の日の話・・・
皆で街をプラプラしてると、通りかかりの車の中から・・・
「昨日ラジオ聞いたぞ!良かったど!おらもラッパ吹いてんだ」と叫びながら過ぎて行った。
改めて、昨日は自分達の演奏が昼間っからラジオから流れ、皆が聞いたんだと実感した事、
それと、こんな風に通りで声をかけてくれたりする『New Orleans の人達』に触れる事が
できた事で何だか凄く嬉しくなった。
しかし、何でウチらってわかったんやろ?楽器持ってたわけでもないのに・・・
ん〜ちさい東洋人が4〜5人でプラプラしてんのも目立つな(笑)
やっぱ、ボブさんの『Short people』が効いてんのか?

つづく・・・

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